ボートレースびわこの「ルーキーシリーズ第24戦」は19日、予選2日目を終了。ここまでの序盤戦をリードするのは川原祐明(26=香川)。2日目唯一の連勝ゴールを飾り、初日から2、1、1着と3戦オール連対だ。また、初日12R「淡海ドリーム」2着の宮之原輝紀(24=東京)も躍動感のある走りで予選上位突破に照準を併せている。

 そんな強力遠征勢に対して、地元として人一倍ヤル気を見せているのが木下雄介(26=滋賀)だ。2日目6Rは4カド発進から展開をとらえた差し切りで今節初白星をゲット。1号艇で臨んだ前半1Rは4着に敗れていただけに「前半の借りを返せました」とニンマリ。

 もっとも舟足については「乗りやすいけど出足は弱め」と良化の余地を残している。特に6Rでは3号艇・吉川貴仁(28=三重)に道中猛追されただけに「前検日にペラを叩いてからはそのまま乗ってきたけどもうひと足欲しくなりました」と上積みの必要性を痛感している。

 先月の大村ルーキーSでデビュー初優出(6着)を果たした。「大村までルーキーSでは3節連続で沢田尚也(22=滋賀)さんと一緒だったので、その間にペラ調整はもちろん、エンジン周りの調整などを教えてもらった。その中で、『この調整をやる!』というパターンみたいなものができたんです」と手応えを口にする。

 調整方法の骨子が固まったことでレースに集中しやすくなるのは間違いない。来年の目標については「絶対A級に上がること。そのためにも今回の地元シリーズで弾みをつけたいです」と意気込んでいる。