ボートレース平和島のGⅠ「開設67周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」は16日、予選2日目を終了した。2日目はメイン12Rドリーム戦で毒島誠(37=群馬)が快勝して得点率トップに立ち、初日ドリーム戦で3着発進の桐生順平(34=埼玉)が1、2着として同2位に浮上。関東の両雄が順当に上位に名を連ねる中、3位に顔を出したのが地元東京のホープ・栗城匠(25=東京)だ。

 4号艇で臨んだ2日目5Rは「想定外でした」の5コース発走。それでもコンマ06のトップタイスタートを決めると、1M最内を鋭く差し、道中も粘りの走りを見せて2着ゴール。初戦の初日1Rでイン逃げを決めており、2走1、2の得点率9・00で予選を折り返した。

「2日目は伸びをさらに求めてペラを叩いたんですけど、伸びはつきませんでしたね。でも、エンジンはいいですし、合えば良くなると思います。出足が欲しいので、バランス型に叩こうと思います」と、好素性54号機の調整は手の内に入れている。

 今年2月の多摩川「関東地区選手権」でGⅠデビューを果たし、純地元と意識する平和島は今回が初のGⅠ参戦。それだけに「初勝利も初優勝も平和島ですし、初GⅠ(優勝)も平和島で決めたい。まだ先は長いですけど、絶対に準優には乗りたいと思っているので、3日目は勝負だと思って気合入れて走ります」と目を輝かせる。予選は残り2日間で3走。地元GⅠでの予選突破を目指し、渾身の走りを披露する。