ボートレース住之江のGWシリーズ「2021ラピートカップ」は6日最終日、12Rで優勝戦が行われる。

 5日の準優3番勝負はイン逃げ3連発で決着。その結果、優勝戦出場メンバーが以下の通りに決まった。

1号艇・石野 貴之(38=大阪)
2号艇・太田 和美(48=大阪)
3号艇・鶴本 崇文(35=大阪)
4号艇・木下 翔太(30=大阪)
5号艇・湯川 浩司(41=大阪)
6号艇・北村 征嗣(42=大阪)

 予選トップ通過を決めた石野は準優11Rも危なげなく逃げ切りを決めて人気に応えた。「バランスが取れて全部の足がいい。伸びも太閤賞の時みたいにつけられるけど、1号艇なのでその必要はない」と万全の状態でファイナルに臨む。

 この石野の牙城を崩すのは並大抵ではないが、狙ってみたいのは鶴本だ。準優9Rはインから逃げ快勝。「めちゃ動いている感じはないけど、悪くない。バランスが取れている。2日目にヘルメットを替えてから成績が良くなってきた」と思わぬ〝ヘルメット効果〟!? に笑みもこぼれた。

 2018年10月の江戸川GⅡ「モーターボート大賞」で特別戦初制覇。その後は19年3月の戸田「第54回クラシック」、同7月のとこなめ「第24回オーシャンカップ」とSGの大舞台も経験した。「あの時よりはスタートが早くなってきたと思う。ただ、最近は調子がむちゃ悪かったので今節がいいきっかけになりました」と今後の巻き返しに向けて手応えもつかんでいる。

 大阪支部の強豪レーサーが集結した今大会。優勝戦は3号艇となったが「優勝戦に乗るのもしんどい。今節はたまたま展開も良かった。ただ、走るからには優勝を狙って勝負したい」と、念願の「オール大阪」初制覇に向けて闘志を燃やしていた。