【ルーキー通信簿】強豪支部・大阪期待の井上忠政「こてんぱんにやられて意識が変わりました」

2021年04月15日 17時40分

井上忠政
井上忠政

【ルーキー通信簿:井上忠政(25)大阪支部119期】今年7月から適用される2021年後期勝率は現在、6・50前後とキャリアハイペース。今年の優出も6回で自己最高だった昨年の5回を3か月足らずで更新と充実一途だ。

「着実にちゃんとレベルアップできている感じがあります。最近は事故点をつけていないところが大きいですね。デビュー当初は事故点が多くてスタートも行けないし、転覆もできない状態だった時があったのでその時はしんどかった。レースでも保険をかけながらターンしていました。事故点がないから思い切ったターンやレースをすることができています」と成績アップの要因を自己分析する。

 強気なコメントが目立つがレースも積極果敢。「まずイン戦をしっかり勝って取りこぼさないことですね。ダッシュではパンチのあるレースをしていきます。スタートのリスクもあるけど、まくり一撃を狙っています。まくり差しだと他との絡みが出てくるのでまくり一撃は楽しているんですよ」と不敵な笑みを浮かべる。

 その一方で課題もしっかりと認識している。「調整力が全然足りていない。スローの時の調整もそうだし、調整を失敗していても乗りこなさないといけない。いろいろあり過ぎです」

 ただ、大阪支部の強豪が揃った今年の正月恒例のオール大阪戦で「意識が変わりました。記念に出ている人はこんなに試運転をするのかと思いました。自分なんかは出ていると何もせんことが多かったけど、プロフェッショナルやなと思いました。それくらいのことをせないかん。最近のリズムがいいのはこのオール大阪戦でこてんぱんにやられて意識が変わったおかげ。もっとちゃんと調整しようと思って意識を変えたら成績も良くなりました。いい支部に恵まれました」と、さらなる成長の糧を手に入れた。

 師匠の岩川仁士も「井上はよくやってくれていると思う」と成長ぶりに目を細める。そして「今後もいろんなことを試していってほしい。自分は井上の日々の姿勢を〝監視役〟として見守っていきたい。現状にあぐらをかかないようにね。なので言った手前、自分も常にしっかりしないといけない。『ちゃんとせえや』って叱っても『岩川さんこそダメじゃないですか』って言われないように。あいつ、鼻っ柱が強いので…」と温かい目で見守っていくつもりだ。

 コメント、レースで魅了するルーキーが強豪・大阪支部を引っ張る日も遠くなさそうだ。

☆いのうえ・ただまさ 1996年3月4日生まれ。大阪府出身。2016年11月の住之江でデビュー。初勝利は17年5月の住之江。18年8月に戸田で初優出初優勝。通算2V。同期には黒野元基、西橋奈未、土屋南、中村魁生ら。

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