ボートレース鳴門の「ヴィーナスシリーズ第22戦」は20日、4日間の予選が終了した。21日の5日目は予選を勝ち抜いた18選手による準優勝戦が行われる。

 3日目まで得点率トップだった実森美祐(24=広島)が6、4着とし3位に後退。代わって予選トップに躍り出たのが地元の浅田千亜希(48=徳島)だ。4日目9Rは1号艇で2着に敗れたが「足は変わらずいい。気温が上がりそうだけど対応できると思う」と舟足は納得のレベル。2016年11月の津オールレディース以来のVに向け、まずは準優11Rに全力投球する。

 2位は4日目にまくり差し、逃げで連勝とした三浦永理(38=静岡)。「(ターンの)出口の感じが良くなった。競ってないので分からないけど、いいと思う」と機力上積みに成功。この勢いでファイナルまで駒を進めたい。

 3位となった実森だが「今節はここまでノーハンマー。そのまま乗ったら重くなった。何か調整を考えないと…」と思案顔。ただ、3日目までの足に戻れば節一級だけに修正したいところだ。

 また、グレートマザーこと日高逸子(59=福岡)が約5か月ぶりの復帰戦を17位で予選突破。「6号艇でも乗れて良かった」とニコニコ顔。レース勘が徐々に戻ってきているだけにV戦進出も十分狙えそうだ。