◇賞金ランク11位=遠藤エミ(32)滋賀支部102期

 第4回(福 岡)=トライアル敗退 
 第5回(平和島)=優勝戦6着
 第6回(大 村)=優勝
 第7回(平和島)=優勝戦2着
 第8回(徳 山)=優勝戦2着

 これまで5回の出場で4優出1Vという成績を見ても、大会相性はまずまず。3日間のトライアル(2、3戦目の枠番は抽選)→優勝戦という独特の大会スタイルの戦い方は熟知している。

 今年は優勝が8月のボートレース大村・ヴィーナスシリーズの1回のみ。5月の戸田、9月の若松、10月のとこなめでは優勝戦1号艇だったものの、勝ち切ることができなかった。

「今年はいいレースができず、あまり結果を出せなかったですね。去年もそうだったけど、大事なところで逃げられなかったり、大事なところで飛んだり…。原因はメンタル面が弱かった」と厳しい表情で苦悩の1年を振り返る。

 この沈滞ムードを打破するためにも、2020年の総決算となるクイーンズクライマックスで流れを変えたいところだ。「浜名湖は1月に優出しているし、イメージは悪くない。広い水面は好きです。今年はいいレースができてないし、成績もとれていない。でも、やってきたことをすべて出し切るだけです。最後に勝ちたいですね」と言葉にも力が入る。
 
 クイーンズクライマックス実績に水面相性、そして女子トップレーサーとしての地力と意地で、逆襲ののろしを上げる。