【大村ボートSGダービー】深谷知博がSG初優出初Vの快挙「流れ一本で優勝できた」

2020年10月25日 22時35分

SG初制覇した深谷知博

 ボートレース大村で行われていたSG「第67回ダービー」は25日最終日、第12Rで優勝戦が争われ、深谷知博(静岡=32)が逃げ切り独走。SG初優出にして初Vの快挙を達成すると同時に、賞金ランクも8983万円余の5位にジャンプアップ! 年末の大一番「グランプリ」出場を決めた。

 最も歴史と権威を持つSG=「ダービー」。今年はボートレース発祥の地・大村でボート界屈指の実力者が極上のバトルを展開した――。

 ただし、予選道中は〝イン最強の大村〟とは言い難く、1号艇勢が苦戦するシーンが続出した。さらに、初日の石野貴之(大阪=38)をはじめ、江夏満(福岡=40)、今垣光太郎(福井=51)、福来剛(東京=39)が次々とFを犯すなど、事故の多さも目立つ波乱のシリーズだった。

 そんな状況下で迎えた頂上決戦は、進入争いにも動きはなく、枠なりの3対3スタイル。〝静かに、静かに〟レースは始まった。

 イン深谷はコンマ06のトップスタートを決めると1Mを先取り。差した毒島誠(群馬=36)、まくり差しを狙った金子龍介(兵庫=47)が競り合い流れる展開にツキもあったものの、深谷自身も「ハンドルを切ったら、しっかり(とサイドが)かかってくれたので大丈夫と思った。優勝戦は思っていたことがハマってくれたし、一番不安なくいけた」と会心のターン。バックストレッチで早々と独走状態に持ち込むと、2M以降も危なげなく周回を重ねて栄光のゴールを力強く駆け抜けた。

 SG初優出初Vの栄冠に「うれしかったし、ホッとしました。最終日はいつもと変わらず。特別意識することなくいけたし、今節は流れ一本で優勝できたと思っています」と笑顔がはじけた。

 優勝賞金3900万円を上積みして、2020年の獲得賞金ランクでは5位までジャンプアップ! 年末の平和島SG「グランプリ」出場権も確実なものにした。

「グランプリを走ることを目標に、今年一年を頑張ってきた。たまたまこういう成績が取れたのは自分でもびっくりだけど、ひとつクリアできたかなとは思っている。でも、まだ(年末まで)残りのレースがあるので、気を引き締めていきたい」と、さらなる活躍を誓った。

 深谷は1988年4月1日生まれ。静岡支部の103期生。11年11月の芦屋一般戦で初V。14年の浜名湖61周年記念でGⅠ初Vを果たし、GⅠは通算2V。今回のダービーでSG初優勝。甘いマスクが人気のイケメンレーサー。16年に人気女子レーサーの鎌倉涼(大阪=31)と結婚。美男美女カップルとして話題を呼んだ。