5日のボートレース福岡のGⅢ「オールレディース LOVE FM福岡なでしこカップ」4日目第12Rで、1号艇で出場した日高逸子(福岡=58)がコンマ01のフライング。これが今期3回目のフライングとなった。

 ボートレースでは大時計の針が0秒から1秒を指す間にスタートラインを通過しなければならない。だが0秒前に通過することがフライングで、これを犯すと、あっせん停止処分(休み)という罰則があり、以下のように決められている。

 1回目=30日、2回目=60日、3回目=90日。

 フライングを2回すると1回目の30日と2回目の60日の合計90日があっせん停止(休み)となる。3回すると30+60+90で合計180日の休みとなる。

 フライングの回数は級別算定期間の5月1日~10月31日、11月1日~4月30日の半年間で数え、5月1日と11月1日にリセットされる。

 日高の場合、5月の若松で1回目、7月の蒲郡で2回目、今回5日の福岡で3回目のフライングと半年で3回。ただ1回目のF休みは消化しており、今節終了後から2回目のと3回目の150日休みに入る。現在、女子賞金ランクは9位だが、年末のクイーンズクライマックス出場は赤信号となった。

 また、このフライングには事故点(マイナス20点)があり、事故点の合計を出走回数で割る事故率(級別算定期間中)が0・70を超えるとB2級となる。 

 ちなみに事故点過多となると、〝魔の8項〟といわれる「選手出場あっせん保留基準第8号」に抵触することも。これは、級別算定期間において勝率3・00未満の場合と事故率1・00以上の場合、成績確定直近の6か月間のあっせんが保留(出場不可)される条項もある。