ガーシー参院議員(東谷義和氏=50)のオンラインサロン「GASYLE(ガシる)」に不具合が頻発している。

 同サロンは先月23日にプレオープンし、その後一般募集を開始(現在は募集を取り止め)。月額3980円に設定され、有料会員は4万人近くに上っているという。ところが、なかなかスムーズな展開ができていない。

 テレビ関係者は「もともとオープン日も延びに延びてようやくスタートしましたが、新規登録した際、確認メールの返信がユーザーに来なかったり、二重決済が発生するなどトラブル続き。ガーシーとスペシャルゲストとの対談動画『スリーフリー』の配信も当初10日の予定が12日にズレこみました」と話す。

 同サロンの機能面も心もとない。ログインするとログアウトボタンはなく、備えつけられているのは「カード再登録」と「退会」ボタンだけだ。会員登録の際に閲覧できていたはずの利用規約も登録後はなぜか閲覧できない。そもそもどんな会社が運営しているのか明記されていない。

「サロンオリジナルの動画はまだ数えるほどだし、驚くほどの暴露はありません。BAN(アカウント停止)されたユーチューブのアーカイブ動画をサロンで再配信するはずでしたが、まだ一部にとどまります。システムの脆弱(ぜいじゃく)性を指摘する声も上がっており、サービスに不満なユーザーは少なくありません」(同)

 参院選の公約に掲げた47都道府県の暴露は誰でも無料で利用できる、ツイキャスやインスタライブ、ティックトックで行うだけに、サロンユーザーは入会したメリットを感じにくいようだ。

 そんな不満がネット上に目立つようになると、ガーシーは、SNSプラットフォーム「GC2」(ツイッターのようなもの)で「オレはオレのペース、自由にやらせてもらう!」「見たくないなら、見るな!聞きたくないなら、聞くな!」などと猛然と反論した。

 だが、不具合が出れば出るほどニンマリ顔なのは、暴露宣告された著名人たちだ。

「綾野剛や新田真剣佑などの芸能人をはじめ、ガーシーが『サロンでトコトンやったるからな!』と断言した政治家、有名経営者らにとってはうれしい状況です。自分たちの暴露がどんどん後回しになりますから。そのうちガーシーは暴露系からシフトチェンジするでしょうし」(芸能関係者)

 サロンユーザーは今は待つしかなさそうだ。