日本テレビ系夏の恒例特番「24時間テレビ」(8月27~28日)がまたも批判にさらされている。

「一昨年はコロナ禍での開催、昨年は緊急事態宣言中に開催されましたが、今度は電力逼迫中での開催に疑問の声が上がっているのです」と言うのは芸能関係者だ。

 東京都は29日に気温が35度を超え、5日連続の猛暑日を記録した。これは1875年の統計開始以来最長の〝異常事態〟。危機感いっぱいの経済産業省は、電力の需給逼迫注意報を連日発表し、資源エネルギー庁は9月30日までの節電を呼び掛けている。

 にもかかわらず、日本テレビは27日に「時間テレビ」を放送すると発表したため、SNS上では「24時間テレビ今年やるの? 電力が逼迫しているこの状況で」「これほど電力の無駄あるか?」などと批判の雨アラレ状態。

 だが、そんな声が上がるのも無理はない。当の日テレアナウンサーでさえ〝禁断の発言〟をぶっ放しているからだ。テレビ関係者の話。

「27日放送の日テレ『news every.』で、電力逼迫のニュースを取り上げたんです。そこで無理のない節電のやり方を紹介する場面があったのですが、メーンキャスターの藤井貴彦アナが『節電なさっている方は、このテレビを見ていらっしゃらないと思います』とまさかのコメント。まさに正論ですが、だとしたらそもそも24時間ぶっ通しでなぜ放送するのか、と」

 日テレに24時間テレビが電力のムダづかいと指摘されていることについて見解を求めたところ、29日時点で回答はなかった。今年の放送はいったいどうなるのか。