「問題ある?」開き直りの松井市長にダブスタ批判 吉村知事は“御用”TV局で火消し画策

2021年12月11日 06時15分

左から吉村府知事、松井市長(東スポWeb)
左から吉村府知事、松井市長(東スポWeb)

 日本維新の会代表で大阪市長の松井一郎氏(57)が参加した“30人宴会”の波紋が広がっている。衆院大阪14区の関係者ら約30人と〝宴会〟していたことを10日発売の写真週刊誌「フライデー」に報じられた松井氏は、定例会見では苦しい言い訳に終始し批判にさらされた。そんな松井氏を吉村洋文大阪府知事は、“御用”テレビ局にテレビ出演し擁護。職員は処分してもトップは無傷というダブルスタンダードは通用するのか?

 フライデーによると、松井氏らは2日、大阪・心斎橋の焼鳥屋に集合。午後6時半ごろに始まった宴会には松井氏のほか、同区から初当選した青柳仁士衆院議員と秘書、同区に含まれる八尾市長、市議、羽曳野市長・市議、柏原市長・市議、藤井寺市議、14区が地元の府議ら約30人が参加した。同誌は同9時半ごろに店から出てきた松井氏に、メンバーが深々とあいさつする姿を激写。午後10時を過ぎて解散になったという。

 大阪府では新型コロナの感染防止対策として、会食の際は「同一テーブル4人以内」「2時間程度以内での飲食」などを掲げており、吉村知事も大宴会は控えるよう府民に要請している。

 松井氏は9日の定例会見で取材を受けたことを自ら明かし「打ち上げではなく反省会」などと説明。「何か問題ありますか?」「僕はルールを守っている」と開き直ったような発言に、ネット上などで非難が殺到。かつて維新に所属していた議員からも批判が寄せられた。

 丸山穂高前衆院議員はツイッターで「これは流石に『反省すべきところ』とかで誤魔化して済む話ではない。今も府民には4人以内2時間以内自粛要請する中で、自分達は30人以上で3時間近くも?しかも文通費で他党へシロアリがーとか言いながら公用車で参加。厳しい処分でなければ示しがつかない」。

 同様に元衆院議員でタレントの上西小百合も「松井大阪市長。子供みたいな屁理屈言っちゃって(笑)30人で居酒屋3時間は正直しんどい…反省会とか内容を問われている訳でもないし言い訳不可案件。府民には蔓延防止をお願いしてる癖に〝何か問題ありますか?〟っていう太々しさが麻生さんチック。首長を長いことして市民感覚がなくなったんだね」と斬り捨てた。

 一方で、松井氏をかばったのが大阪府の新型コロナ対策を指揮する吉村氏だ。この日は登庁せず、読売テレビの「かんさい情報ネットten.」に生出演すると、「松井さんも時間を超えたところについては『反省している』とおっしゃってるので、もうされないだろうと思っています」。

 さらに、「別に松井さんを擁護するわけじゃないんですけど」と言いつつ、要請の定義について「今回、府の内部でも『2時間』で決めようという意見と、これだけ感染が落ち着いてる状況の中で『2時間程度』とか、ある程度の幅は必要という意見もあって、そういうことに落ち着いた。解釈の幅はあるんですけども…。それを大きく超えるのは、やっぱりよくないと思ってます」。いつもの切れ味はなく、歯切れの悪い説明に終始した。

 大阪府・市では、緊急事態宣言下での要請違反の会食で7月に1474人を職員を処分しており、府政関係者は「府民に要請しておいて、親分がルールを破ったら急に擁護に回るのはみっともないし、二枚舌。反省して許されるなら、飲み会を開いて処分された府市の職員も浮かばれない」と話す。

 さらに、吉村氏の主張を放送した読売テレビへの批判の声も。

「もともと吉村氏をやたらと出演させて、〝維新の御用局〟と皮肉られていた読売テレビだが、問題が明るみに出た翌日に出演させて、釈明させるとは…」(政党関係者)

 これまで不祥事のたびに、辞任や除名が続く維新だが、松井氏は無傷ですり抜けられるのか?

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