立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した小川淳也元総務政務官(50)が26日、東京・有楽町で開いた「青空対話集会」で〝感涙〟した。

 小川氏は「対話する政治がしたい」との信条から、直接聴衆の声を聞く性分。時には自身が出演したドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を見てきた男性から「立民は身内に甘い、だから若者の支持がない」と厳しい言葉も浴びせられた。

 そんななか、小川氏の目に留まったのは小学生とみられる女子だった。手を上げているのを見ると、小川氏は予定時間がオーバーしているにも関わらず、マイクを手渡した。

 するとこの女子は「どうして悪い人が、総理大臣をやっているんですか?」と質問。これに小川氏は「ホントにそう思った? お母さんに言われた。違う、ありがとう…」。子どもの率直な質問に感銘を受け、思わず涙がこぼれた。

「子どもの目は節穴じゃないです。社会の指導者(首相)たる人に、私信や私利私欲があっては、絶対に人々の善意を引き出すことができません。それはこの間(安倍、菅政権から岸田内閣)の偽りをまかり通してきた政治、それに貢献した官僚を出世させた政治、大人社会をあげて、子どもたちに恥ずかしくない〝政治文化〟を作っていかなければならないと思います」(小川氏)

 終了後、小川氏に代表選への手応えを直撃すると「やることをやるだけです!」と熱く語った。