【衆院選】れいわ・山本太郎氏が比例当選 2年間の冷遇で「引退」も口にしていた

2021年11月01日 05時15分

「大人」になった山本太郎氏(東スポWeb)
「大人」になった山本太郎氏(東スポWeb)

 衆院選は31日に投開票が行われ、れいわ新選組の山本太郎代表(46)は比例東京ブロックで当選。2年ぶりに国会議事堂に帰還した。2019年の参院選でバッジを失って以来、山本氏が味わった悲哀とは――。

 この2年の浪人期間は山本氏にとっては誤算続きだった。参院選では重度障がい者2人を国会に送り込むため、特定枠の奇策を使い、れいわは国政政党になった。ここまでは狙い通りだったが、次点で落選した山本氏に〝バッジなし〟の冷遇が容赦なく襲い掛かった。

 2議席の少数野党のうえ、現職でないことを理由に国会での野党間会合に呼ばれなければ、NHKの討論番組も出演ハードルを上げられ、スタジオ出演はなし。山本氏が国会で作業できる部屋は、議員会館地下2階にある日の当たらない小さな部屋で「地下活動している」と揶揄された。

 当初は参院選から1年以内に衆院選が行われると見込んで〝れいわ旋風〟の勢いに乗って、100人超擁立の大ぶろしきも広げたが、コロナ禍で選挙は先送りされ、れいわの新鮮味も下降線をたどった。昨年、都知事選に立候補したもののカンフル剤にはならず。ようやく迎えた衆院選でも、東京8区から立候補表明も立憲民主党にハシゴを外されかけ、比例単独に回った。

 れいわ関係者は「山本太郎代表はもう政治の世界は無理かもしれない。この先、もう引退してしまうかもしれないと漏らしたことがあった」と振り返る。

 それでもこの10年間で芸能人からすっかり政治家になった山本氏は「また国会の中で発言する!」と再起の道を選択。東京8区問題でも今までの性格なら立民と全面戦争になってもおかしくなかったが、野党共闘のため、半分近い候補者を取り下げる〝大人の太郎〟になっていた。

「空気を読まない山本太郎というミサイルを、国会に撃ち込んでください」の願いを叶えた爆弾男が、国会を再びかき回すことになる。

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