れいわ新選組の山本太郎代表(46)が19日、NHKの「ニュース7」に出演し、生放送で「NHKの偏向報道を許さない」と断罪した。

 衆院選が19日公示され、同番組では国政政党9党の党首・代表らへのインタビューを生中継で行った。「衆院選で何を問うか?」を尋ねられた山本氏は「人々を切り捨てる政治、いわゆる棄民政治と対決。上級国民だけの経済と対峙していく」と答えた。
 
 さらにNHK批判が飛び出したのは議席目標を聞かれた時だ。

「政党要件は2%の得票率を得たもの。もう一つは5人の国会議員。私たちは2%は満たしているが、5人を満たしていないということでNHKの『日曜討論』なんかに呼ばれません。こういう偏向報道を許さないためにも2%と5人をしっかりと今回の選挙で確かなものにしたい。できれば2ケタに議席を増やしたい」と訴えた。

 れいわは一昨年の参院選で国政政党になったものの、NHKの討論番組でスタジオに呼ばれることはなく、VTR出演だけだった。山本氏は出演要件を巡って、NHKとバトルを繰り広げていたが、衆院選前になって、ようやく〝一時解禁〟となっていた。