れいわ新選組の山本太郎代表が16日、池袋駅西口前での街頭演説会で、衆院選(19日公示、31日投開票予定)に比例代表東京ブロックから単独1位での立候補を表明した。

 大混乱となった山本氏の選挙区問題がようやく解決した。山本氏は当初、立憲民主党との事前調整の末に東京8区からの立候補を表明したが、立民の枝野幸男代表が「困惑している」と表明。東京8区の地元からも反発を食らい、ハシゴを外されたかに見えたが、山本氏は「野党間でケンカをしている場合じゃない」と同区からの立候補を取り下げていた。

「次の選挙区となると同じようなことが起こるかもしれない。調整するのが難航する。他党からも(選挙区を)ご提案いただいたが、現実的ではなくお断りし、比例で戦う」と話した。

 比例代表東京ブロック単独で、名簿順位は1位となった。「最初に抜けて議員になるのを選んだ。永田町が嫌がるミサイルを撃ち込む必要がある。そこから始めないと。次の選挙があった時は一番手で乗り込ませてくれと、れいわのメンバーは理解してくれた」と国会への返り咲きを最優先に掲げ、名簿順位1位での立候補になったという。