前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が3日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。自民党・岸田文雄総裁のもとで「広報本部長」に就く見通しとなった河野太郎規制改革担当相について解説した。

「広報本部長というのはどういった位置づけか?」と聞かれた舛添氏は「これは完全に干されたと思います。だって閣僚に比べれば完全に格落ちですから。党7役の中で一番下ですから」と即答。続けて「要するにこれは安倍(晋三)さんの知恵だと思いますけど、こういうふうにして人を干すんですよ」と指摘した。

 さらに「つまり同じように干されて国会から追い出された人が小池百合子っていう人。初めて女性の防衛大臣に抜擢してやったのに、『なんだ総裁選挙、石破(茂)を支援して俺に反対すんのか』と。反旗翻したやつを許さない。それで干しちゃったんですよ。それで小池百合子は国会に居場所がなくなった」と説明。

 その上で「そしたらうまい具合に舛添要一が辞めてくれたんで、霞が関から新宿に行った。新宿行きたくて行ったわけじゃないんですよ。舛添要一をたたいてなっただけだから。一日も早く帰りたいから都民ファーストの会を作って『私は出ません』『関知しません』って。嘘つくなっていう感じがするんですけどね」とぶ然と言い放った。