スペイン1部バルセロナのフランス代表MFアントワヌ・グリーズマン(30)と同FWウスマヌ・デンベレ(24)による日本人に対する人種差別問題に関して、メイングローバルパートナーである楽天の三木谷浩史会長(56)がクラブに抗議する方針を示した。

 三木谷会長は6日に自身の公式ツイッターで「FCB(バルセロナ)の選手が差別的発言をした事について、クラブのスポンサーまたツアーの主催者としてとても残念に思います。楽天はバルサの哲学に賛同し当クラブのスポンサーをしてきただけにこのような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます」と表明。

 また、同社も「FCバルセロナ所属選手の発言について」と題して声明を発表。「FCバルセロナに所属する選手が差別的な発言をしたことについては、同クラブとパートナーシップを結び、日本で行われた試合に招致した当社としても誠に遺憾です。楽天はFCバルセロナの哲学に賛同し、同クラブとのパートナーシップを継続してきましたが、このような行為はいかなる環境下でも許されるものではありません。当社として同クラブに対し、正式に抗議するとともに、本件に関する見解を求めてまいります」とした。

 大スポンサーである楽天から正式に抗議を突きつけられたバルセロナ。2人に対してどのような対応を取るのか今後の展開に注目が集まる。