2日連続「脱アベノマスク」は布マスクフェチ否定のメッセージか

2020年08月03日 06時15分

安倍晋三首相(ロイター)

 これは安倍晋三首相(65)からのメッセージなのかもしれない。4月以降、かたくななまでにアベノマスクを着用し続けた安倍首相が、今月1日に突如、いつもの小さい布マスクとは違う大きめのマスクを着けだした。2日に美容院に出かけた際もアベノマスクではなかった。一体、どんな心変わりがあったというのか。よもや先日の本紙報道がきっかけなのか!?

 安倍首相が美容院に行くのは約5週間ぶり。その顔にはアベノマスクはなかった。鼻もアゴもしっかり隠れている。思えばアベノマスクは鼻を隠せばアゴが出るといったようにサイズ感がピッタリではなかった。

 1日に着用していたマスクは福島県製のもの。首相周辺は「今後はいろんな商品を使用していく」と話している。福島県製のものなら東日本大震災からの復興を印象付ける意図になるのだろう。このように何かPRになるものを着用していくことが考えられる。

 しかし、あまりにも急だ。確かにアベノマスクは安倍首相以外の閣僚は着用していないし、自民党議員の中ですらほとんどいない。とはいえ、元プロレスラーの長州力のように愛用する人もいる。安倍首相が率先して着けていたからこそ安心していた人もいただろう。

 着用しない判断の大きな理由の一つにマスクが市中に行き渡ったことがある。介護施設などへのアべノマスク8000万枚の追加配布も批判が殺到したことで見送った。もはや首相がアベノマスクを着用する理由が「個人的に好きだから」というもの以外に考えられない状況になっていた。

 また、本紙が報じた「安倍首相布マスクフェチなのか」という疑問を気にしたのではないかという指摘もある。ツイッターでは「布マスクフェチって言われてマスク変えてるし」「布マスクフェチ認定されたのが心底イヤだったんだね」「布マスクフェチにはさすがに耐えきれなかった模様」などとささやかれている。

 この場合の布マスクはアベノマスクのような給食当番で使われるもののことだ。新しく安倍首相が着けているマスクも布マスクではあるが、フェチ的には種類の違うものになる。

 すでに本紙はアベノマスクがマスクフェチに歓迎されていると5月に報じており、ここでマスクフェチを改めて振り返ってみたい。マスクフェチには異性がマスクをしている姿に興奮する〝鑑賞派〟と自分でマスクをする〝実践派〟が存在する。安倍首相はまさに実践していた。

 子供のころにフェチに目覚めることが多く、例えば歯医者に行ったときの歯科衛生士のマスク姿がきっかけになることがある。また、小学校の給食当番もきっかけになっている。これがアベノマスクがマスクフェチに歓迎される理由でもある。マニアに言わせると「何度も使用してくたびれた感じがいい」という。

 もし本紙報道がきっかけで安倍首相がアベノマスクをやめたのならば、布マスクフェチ否定のメッセージなのだろう。とはいえ、こんな見解もある。フェチに詳しい関係者は「これだけマスクが一般的になった世の中ですから、これからマスクフェチになる若者も多いでしょう。10年後、20年後にはマスクフェチが一般化しているかもしれません」と解説した。

 確実にマスクフェチの種はばらまかれている。アベノマスクもその一端を担っていたはずだ。