3人組フォークグループ「アリス」のドラマー・矢沢透(71)が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、芸能界に緊張感が走った。

 所属レコード会社は31日、矢沢がPCR検査で「陽性」と判定され、入院したことを発表した。17日に発熱し、症状が回復しないため28日に検査。現在の症状は軽く、「微熱以外は体調は安定している」という。

 矢沢は16日に「アリス」の谷村新司(71)、堀内孝雄(70)と、レギュラーパーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン金曜日」(金曜・午後10時)の収録をしており、谷村と堀内もPCR検査を受けたが、陰性だったという。

“第2波”を思わせる感染拡大に揺れる芸能界。最近でも俳優の横浜流星(23)、お笑い芸人のはなわ(44)、AKB48の田北香世子(23)らの陽性が判明している。

「芸能人でも若い世代に感染が目立っていたが、矢沢は重症化しやすい年齢にあたる。志村けんさんや岡江久美子さんのこともあり、芸能界から今後の感染拡大について心配の声が噴出し、ピリピリムードになっている」(芸能関係者)

 アリスは、1972年にデビューし「冬の稲妻」「チャンピオン」などのヒット曲で知られる。メンバー全員が古希を迎えた昨年6度目の再結成を行い、今年2月まで全国ツアーを行っていた。

 現在は音楽活動を休止しており、グループでの仕事は今回のラジオのみだった。