歌舞伎界も“働き方改革” 海老蔵の「十三代目市川團十郎白猿」披露公演に休演日設定

2020年02月07日 17時22分

長男の勸玄君(手前)を見守る海老蔵

「十三代目市川團十郎白猿」を襲名する歌舞伎役者・市川海老蔵(42)が7日、都内で行われた襲名披露公演の会見に出席した。

 海老蔵は昨年1月、團十郎を継ぐことを報告。今年5月から正式に團十郎を名乗り、この日は襲名披露公演の演目が発表された。5~7月に東京・歌舞伎座で「勧進帳」などを興行。長男・堀越勸玄くん(6)は6月公演で「八代目市川新之助」としてデビューする。

 2004年に「十一代目市川海老蔵」を継いだ時との心境の比較を問われ、「父親(十二代目團十郎)がいないのは心細い。支えてくれる(妻)麻央もいない。あの時の浮かれている感じは(今は)全くなく、ちょっと落ち着いたのかな」と神妙に語る。「遊びにも行かなくなった」と明かし、「遊びに行くよう努力しようかな」と笑った。

 一方、5月公演で同月15日に、6月公演で同月12日に、それぞれ1日だけ休演日が設けられた。

 松竹の安孫子正副社長は“歌舞伎界の働き方改革”の一環と説明。「きちんとした休みを(公演期間の)途中に設けることで(働き方に関する)問題が一歩前に進むのではと議論を尽くした」と話した。海老蔵は「ベストを尽くしても尽くせない環境もある」と演者側の厳しい現状に触れた。

 團十郎の名跡は、先代の死去から7年ぶりに復活することになる。