9日放送のフジテレビ系「バイキング」は、国際郵便で大麻を密輸した大麻取締法違反などの罪で起訴・保釈されたバンクーバー五輪日本代表のプロスノーボーダー・国母和宏被告(31)を特集。保釈後に本紙が撮った写真が物議を醸していると伝えた。

 保釈保証金300万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された国母被告は裏口の地下駐車場から、黒塗りの一般タクシーで走り去った。タクシーは首都高から直接入れる都内某地下駐車場に滑り込んだ。国母被告と友人男性は、追いついた本紙カメラマンに右手で拳をつくりカメラに向かってガッツポーズ。その表情はサングラスでうかがい知ることができなかったが、隣の友人にいたっては口を大きく開け、笑っているような、おどけた表情を見せた。

 ネットでは「謝罪する必要ない」「自分のスタイルを貫いている」と称賛する声もある。だが、番組は本紙の独占ショットを紹介し街の声を紹介。当然ながら?「反省の様子が見られない」「ふざけすぎ」「腰パン騒動から何も変わっていない」と厳しいものばかり。

 放送作家の野々村友紀子(45)は「意味が分からない。これを見て誰かがかっこいいと言うとは思えない。かっこ悪いと思う人のほうが多いんじゃないか。周りの方とか支援してきた方とか子供たちとかが彼の姿を見て、憧れてスノーボード始めた人が見てどう思うか、もうちょっと考えた方がいいと思いますね」とコメント。坂上忍(52)が「だったら(車に)シールを貼ったり、車を乗り換えるとか姑息なことをしなくていいんじゃないかと思っちゃいますよね」と言うと、アンミカ(47)も「本当に中途半端。21歳のころはとんがっていた。それはいいかもしれないけど、もう31歳ですよ。まがりなりにもオリンピアンですよ。中途半端に隠したい、でもちょっと目立ちたい。彼の中に稚拙さを感じますね」とバッサリ。坂上が「オバサン、うっせーよ!って言われますよ」と突っこまれたアンミカは「どうぞきてください!」と対面を呼びかけた。