福島県・いわき平競輪場で開催中のナイターGⅠ「第64回オールスター競輪」は12日、3日目を開催。11Rに行われた「ガールズドリームレース」は児玉碧衣(26=福岡)が颯爽とまくり、姉弟子の小林優香(27=福岡)を振り切って優勝。賞金325万円を獲得した。
前団のもつれを目掛けて2角からまくってはみたもの、後ろにはスイッチした姉弟子の小林がピタリ。背中にプレッシャーを感じつつ、緩めることなく最後まで全力を振り絞った。
「前回の(函館)ガールズケイリンフェスティバルでは(妹弟子の尾方)真生と直接対決しましたが、姉弟子としてすごく緊張した。だから今回は逆の立場で優香さんに胸を借りました。背中に優香さんの踏んでいる音が聞こえて必死だったけど、いい戦いができました」と負けられない戦いを制し喜びを爆発させた。
先月の函館のガールズケイリンフェスティバルでは連日、精彩を欠き「選手になって初めて」決勝進出を逃した。「悔いの残る3日間でした。だから今回は〝勝たなきゃいけない〟って気持ちを捨てて〝チャレンジャーのつもり〟で走ろうと。後は楽しく走りたいなって。それが良かったんでしょうね」と気持ちを一新した。
選手生活で初めてといっていい挫折を経験し、受けて立つ立場から改めて挑戦者の側に立ち返った。そこで、すぐさま結果を出せたことは再び前へ踏み出す大きな一歩となった。自信を取り戻したからこそ「グランプリを取った時ぐらいウルっときた」という。
「まだまだいい時の状態には程遠いですけど、徐々に上げて一走、一走を大事に走ります」と、感傷にひたっていたのはほんのわずか。賞金の使い道を聞かれると「いい時計が買いたいですね! ダイヤモンドのギラギラしたのが入ったやつ!」と、目の色をドルマークに変えた本来の児玉に戻っていた。












