予算カット発言や無料シャトルバス問題で批判を受けていた簗和生農水相の辞任を受けて15日、武部新氏が後任に就任した。簗氏、武部氏と当選同期で元衆院議員の宮崎謙介氏が、簗氏辞任の裏事情から武部氏の人物像について語った。

 13日の衆院予算委員会で高市早苗首相は予算カット発言について「本当にダサい」と糾弾。一方で「対応が遅すぎた」と党内からも批判の声が上がっている。

 そうした声に対して宮崎氏は「最大限の愛情というか、高市さんとしては本人に説明する場所を与えた」と理解を示した。続けて「予算委員会までは守りましたが、参議院は議席数が少ないから慎重な運営をしないといけない。簗さんがいると問責決議案とかも可決される可能性がある。それはダメージがデカいだろうと。運動員買収みたいな話になってくると、公選法のど真ん中になってきたりする。記者が簗さんの地元に行くと、アンチが一定数いるからどんどんネタが取れるらしい」とさらなる矢が飛んでくる可能性があったという。

 後任の武部氏は「偉大なるイエスマン」と呼ばれ自民党幹事長を務めた武部勤氏を父に持ち、自身は農林水産副大臣を歴任。宮崎氏は武部氏と当選同期で同じ二階派ということもあり旧知の仲。武部氏について「気さくで、真面目。結構心温まる演説するんですよ」と語った。

 先日もこんなことがあったという。北海道で行われたセミナーで政調会長の小林鷹之氏が講師として登壇する予定だったが、諸事情により到着したのが閉会の時間だった。

 その場に居合わせた宮崎氏は「弁士を何人も入れ替わりでやってたんだけど、その中で1番時間をつないでくれたのが武部さんだった。嫌な顔もせずにニコニコしてましたよ」。

 能力についても「政策通でもあるし適任。高市内閣は仕事できる人はいいけど、できない人はダメと白黒はっきりつける。そういった意味で仕事ができると認定されたと思います」と期待を寄せていた。