上白石萌音主演のTBS系ドラマ「いろはの恋は時代をかける」にレギュラー出演が予告されるも役柄が伏せられていたMrs.GREEN APPLEの大森元貴が、13日の第1話に「関さま」こと江戸時代の数学者・関孝和役で登場し、視聴者を驚かせた。
令和の小学校教師・梨木(上白石)に江戸時代の娘・いろは(同)の魂が宿るという、タイムスリップコメディー。とことんツキのない教師の一ノ瀬(向井康二)がある夜、ビルの屋上から飛び降りそうな女性を見かける。同僚教師で、それまで心を病んで1年間休んでいた梨木だった。梨木は一ノ瀬の助けに手を伸ばしたが、どこまでもツキのない一ノ瀬はつんのめった勢いで梨木を押してしまう。梨木はあわやというところで助かったが、心はいろはになっていた――。
その後、いろはのドタバタを経て終盤は江戸時代に。街道を行く侍に庶民が「関さま」と歩み寄る。侍は関孝和。指南所の仕事を手伝ってくれると約束したいろはが来ないので、捜しに来たのだった。「あいつが約束を破るなんてことないだろうし」。300年後に行ってしまったとは夢にも思っていないだろう。
関は実在した江戸時代の数学者。「算聖」「江戸の天才数学者」「和算の開祖」などと最大級の称賛で語られている。SNS上では一部で「誰だか知らない」との反応もみられるが、著名な歴史上の人物。円周率の計算や微積分に取り組んだことで知られる。2008年には数学界で没後300年行事が行われた。
大森の役に「実在人物なんてすごすぎる」「ちょんまげ姿で登場とは予想外」「誰がこの展開を予想できた」「和服お似合い」「武士やるのは新鮮やった」などとXは視聴者投稿で盛り上がっている。
一人だけ実在人物として投入された関。学者でなく「飛脚屋の娘」いろはとの関係はまだ分からない。令和世界の梨木も一ノ瀬も小学校教諭とあって、数学の専門性はなさそう。ドラマはオリジナル脚本で、ますます予測不能感を醸しだす。番組側は「物語を大きく動かす重要な役どころ」と紹介していた。
「江戸の数学」(国会図書館サイト)は、関について「生涯の大半を甲府藩主徳川家に勘定を専門とする役人として仕え、晩年になって、藩主が5代将軍の後継(後の6代将軍家宣)となったことから身分は幕臣となりましたが、間もなく隠居しました」と記している。江戸の世からすれば「神隠し」に遭ったとしか考えられない、いろはとはどうなるのか。
大森は昨年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、作曲家いずみたくをモデルにした青年を演じた。クリスマス公開の映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」では昭和の名歌手・水原弘役。そして今回の関と、実在人物役に縁が深い。同映画でも上白石と共演している。












