本人にとっても歯がゆい結果となったかもしれない。

 パのCSファーストS初戦・日本ハム戦に先発した西武・平良海馬投手(26)が5回5安打2失点、勝敗がつかない形で降板となった。

 今季、レギュラーシーズンでは、本拠地・ベルーナドームで被本塁打「0」。試合前には「スイングも強いですし、ホームランを警戒して」と語っていたものの、チームにとっても、平良本人にとっても〝まさか〟の失点となった。

 初回に平沢の先制弾で1点の援護をもらい、3イニング無失点で試合を立ちあがった後の中盤4回だった。二死二塁から8番・奈良間に153キロの高め直球を強振され、左翼席に逆転2ランを被弾。本拠地公式戦で今季被弾がなかった男が、ポストシーズンでまさかの逆転を許す形となった。

 もっともこの日の右腕は、5回までに3つの四球を与えるなどボール先行となる場面も目立ち、決して本調子とはいえない出来だった。結果的に球数も多くなり、失点は被弾による2失点も、5回まで球数は105球までかさみ、この回限りでマウンドを降りた。降板後の平良は「本塁打を注意しながらの投球となり、早い段階で球数を使ってしまい疲労感を感じました。(4回・奈良間に)結局、打たれてしまいましたが、その後は慎重に粘りながら抑えることができました」とコメント。

 この日のネット裏には、ヤンキース、パドレス、ダイヤモンドバックス、ホワイトソックスなどMLB5球団以上が熱視線を送ったが、100%の実力を発揮するには至らず。シーズン防御率1・36、パ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕からすれば、もろ手を挙げては喜べないCS初先発となった。