愛知・名古屋アジア大会の大会組織委員会は4日、名古屋市内で会見を行い、愛知県の大村秀章知事が出席した。

 今大会は開幕前から宿泊施設や輸送面などでトラブルが多発。海外メディアから批判が相次いでいたが、大村知事は公務を理由に定例会見をキャンセルするなど、長きにわたって会見に応じることはなかった。

 大会組織委員会の会長を務める大村知事は「愛知が開催都市に決まってから10年間、コロナ禍などを含めてさまざなな課題や困難もあったが、東京五輪の規模を上回るアジア大会をやり切ることができた。すべてのみなさまに心から感謝を申し上げたい」と振り返った。

 今大会は選手村を設置せず、コンテナハウスとクルーズ船を主な宿泊施設として活用。一部から厳しい声も上がっていたが、大村知事は「環境への負荷を軽減して、持続可能な開発に貢献するため。食事は高い評価をいただけて、満足をいただけたものと考えている」と強調した。

 また豪雨に見舞われるなどのハプニングもあった。「組織委員会では気象庁と連携をした独自の気象チームを編成して詳細な分析を行い、適切な準備、対応を検討することで、一部の競技日程に変更が生じたものの、大きな混乱はなく実施することができた」との見解を語った。

 最後には「1万人を超えるアジア最高のアスリートが集ったアジア大会は、いつまでも人々の記憶に残るすばらしい大会になったと思う。大きなチャレンジであったこの大会の開催を機に、愛知・名古屋がさらに大きく飛躍すると確信をしている」と締めくくった。