巨人の井上温大投手(25)が今季最終戦のDeNA戦(東京ドーム)に先発し、6回83球で1安打無失点と、大一番で好投を披露。逆転優勝へ最後の望みをつなぎたかったが、2点リードの7回に救援陣が逆転を許し、2―5で敗戦。今シーズンのV逸が確定した。
負ければV逸が確定する背水の陣となった一戦で先発マウンドを託された井上。「いつもと変わらずに自分のやることをやるだけだなと思います」と静かに闘志を燃やし、初回は先頭の度会に内野安打で出塁を許したが、続く牧を空振り三振、さらに二盗を試みた一塁走者が盗塁死で二死。3番・筒香も空振り三振に仕留めて好スタートを切った。
その後もスコアボードに0を並べた。4回に牧に粘られて7球目、151キロの直球で空振り三振を奪った際には歓喜の雄たけび。引き締まった投球で6回無失点と役割を果たしたが、直近6試合で100球以上を投じていた井上にとって、早めの継投策がとられた。
杉内コーチは「ナイスピッチングでしたね」と称えた上で、交代理由について「『初回から飛ばしていけ』ってこちらも言ってたんでね」と説明。「もう出し切ったっていう風にこちらは判断して交代したってとこですね」と立ち上がりから全力投球だった左腕のコンディションを考慮しての継投であったことを明かした。
井上はこの日の登板で、規定投球回をクリア。先発陣をけん引する存在として飛躍のシーズンを過ごした。杉内コーチは、そんな井上らが奮闘した今季の先発陣について「竹丸が想像以上に頑張ってくれたってのもあります。温大もしっかり毎試合ゲーム作ってくれましたんでね。戸郷、伊織が万全であればもう少し勝利数は上乗せできたのかなと思いますけどそういう年もありますから。その辺は2人反省してると思いますし、1番悔いが残ってんじゃないですかね」と総括した。












