U―21日本代表が9月30日、愛知・名古屋アジア大会サッカー男子準決勝のウズベキスタン戦(長居)で1―1から延長PK戦を9―8で勝利し、決勝進出を決めた。
まさに死闘だった。0―1で迎えた後半43分に、FW石橋瀬凪(20=湘南)の劇的ヘディング弾で追いつき、延長戦へ。120分でも決着がつかずPK戦に突入すると、10人目まで蹴る壮絶な展開を9―8で制して金メダルに王手をかけた。
絶体絶命のピンチを救った石橋は値千金のゴールのほか、すでに今大会通算2アシストなど大黒柱となっている。飛躍のきっかけとなったのが、J2湘南で指導を受ける長沢徹監督のゲキだ。
石橋は今季リーグ戦の出場は、開幕戦の大分戦でのわずか4分のみ。悔しい思いの中で「縦になかなか行けないと、悩んでいた時期があった」と苦悩を明かす。
そんな石橋に対し、大会前に長沢監督から「自分の得意なプレーは何だ?」と言われ、自身を見つめ直した。そして「練習から縦への意識はより強くなった。そこは成長を感じる」と自信を取り戻し、見事に覚醒した。
石橋はこの日を含め、今大会は3試合で先発出場。控えから出番をうかがう試合もあるが「どういう流れでもチャンスは回ってくると思っている。回ってきたら、必ず結果を残すという気持ちで試合に臨んでいた」とどんな状況でも結果を残す準備を意識している。
次は4大会ぶりの優勝を目指し、宿敵韓国との決勝(3日、豊田ス)を迎える。「3連覇しているし、レベルの高さがあると情報はある。でも、ビビってプレーするのではなく、より強気でいけたら」と日本に金メダルをもたらす活躍を誓った。












