〝未完の大器〟が本領発揮だ。大関取りに挑む関脇熱海富士(24=伊勢ヶ浜)が大関琴桜(28=佐渡ヶ嶽)を破り、8勝目(2敗)を挙げて勝ち越しを決めた。立ち合いから圧力をかけて大関を土俵際まで追い込むと、最後は豪快に押し出した。
NHKのインタビューでは「まず勝てたことが単純にうれしい。誰が相手でも、自分のやることをちゃんとやろうと思ってやっている。それで結果がついてきたのがうれしい」と充実した表情を見せた。
新関脇だった5月の夏場所で9勝を挙げ、名古屋場所は12勝で優勝同点。今場所で12勝に到達すれば、大関昇進の目安とされる「三役で3場所合計33勝」を満たす。静岡県出身力士として幕内優勝&大関昇進を果たせば、いずれも史上初の快挙となる。
勝負の終盤戦を前に「やることは変わらない。全部勝つつもりでやっているので。そこに結果がついてきてくれればうれしい」と気を引き締める。
11日目の大関霧島(30=音羽山)戦に向けて「(相手は)関係なく、自分のやることをやっていきたい。残り5日間、全力でいい相撲を取るのを見てもらいたい」と言葉に力を込めた。












