ボートレース多摩川のSG「第51回ボートレースオールスター」の優勝戦が26日、行われた。SG初優出初優勝を決めた定松勇樹(23=佐賀)を支えたのは師匠・峰竜太(39=同)だった。
SG初優出で1号艇。「本当につらくて一日が果てしなく長かったです」と定松がレース後に振り返ったように特大の重圧がのしかかっていた。そんな弟子を救ったのは峰の〝魔法の言葉〟だった。
「楽勝って言って笑っていればいいんだよ」
効果はてき面だった。「レースでヘルメットのシールドを降ろして前を向く時に口に出して言いました。スタートは集中して行けたし、冷静に対応できました。1Mもしっかりハンドルを切れば行けると思っていて、いいターンができたと思います」。23歳の若武者が完璧なレース運びで、並みいるSGレーサーたちを完封した。
弟子の圧勝劇を見届けた峰は誰よりも大喜び。ピットに帰投した定松を力強く抱きしめると2人の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。「こんなにうれしいとは思わなかった。サダがSGを優勝したら、自分も一緒に優勝戦に乗って戦いたいという気持ちになりました。燃え尽きていたようなところもあったんですけど、これでもう一回、火がつきました。あいつはスーパースター。自分を超えるようなスーパースターになってくれると思う」と闘争心も再燃。師弟対決も目が離せなくなってきた。












