タレントのタモリ(77)が司会を務める深夜の番組「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)が4月1日午前0時20分からの放送で終了した。

 1982年10月にスタートした長寿番組。ロケ中心の〝流浪の番組〟として、さまざまな社会現象をバラエティーチックに取り上げてきた。

 最終回のサブタイトルは「『ちまたの皆さん間違ってますよ!タモリ流レシピを訂正しよう』さまざまなレシピサイトにはびこる間違ったタモリ流レシピを、この機会に正しく訂正!」というもの。ゲストには爆笑問題・田中裕二、劇団ひとり、市川紗椰が登場した。

 最終回だったが、タモリらしく特別な演出はなく、淡々と進行した。番組冒頭で「最近は何でもネットニュースになりますが、ネットニュースには間違いがありますよね。誤情報が多いですよね。俺が料理のレシピを紹介しても勝手に解釈して載せるんだよね」と切り出した。

 特に訂正したい料理は「タモリ流生姜焼き」だった。「あらかじめタマネギをレンジでチンする? そんなこと1回も言ったことない。なるべく高い豚肉の薄切りを3枚。タマネギ1個、しょうが1個。タレに漬け込むと硬くなるので、漬け込まない。しょうゆ大さじ3。みりん大さじ2。料理酒大さじ1。砂糖小さじ1。しょうが半分をスリ金でおろして、タレを作る」と説明。

 タマネギと残りのしょうがをスライサーでスライス。豚肉に小麦粉を薄くまぶし、油をひかずにフライパンに乗せてから中火で焼く。肉が白くなったらタマネギとしょうがのスライスを肉の上に乗せ、タレを投入し、混ぜて炒めて完成。分量や手順は厳密ではなく、作りながらどんどん変化していったものの、ゲストたちは「おいしい」と感激しきりだった。

 次は「ピーマンの醤油煮」。既存の料理ではなく、タモリの創作料理だという。「熱々で食べるんじゃなく、一晩冷蔵庫で冷やして寝かせてから、温かいごはんに乗せて食べるもの。そこをみんな間違っている」と主張した。

 タモリといえば、料理好きで知られ、数々のオリジナルレシピを公開してきた。それを第三者が「タモリさんのレシピを再現しました」などとして、レシピサイトに投稿するほどのおいしさだ。しかし、最近のレシピサイトでは、アレンジが加えられ、タモリ本来のレシピから離れたものになっており、この機会に正しいレシピを紹介しようという企画となった。

 予定では料理3品を作る予定だったが、時間が押したため2品で終了。最後にタモリは「『タモリ倶楽部』、全部大爆笑のうちに収録が終了しました。予定としては、ここでホロリとするあいさつが入るんです。(時間が時間が押して)台なし。40年間、本当にありがとうございました。皆様方の支持に感謝しています」とだけ語り、終了。ゲストは「『タモリ倶楽部』らしい終わり方」と笑った。