世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が27日に都内で記者会見を開き、日本テレビと出演者の有田芳生氏、TBSラジオと出演者の紀藤正樹弁護士をそれぞれ名誉棄損で訴えると説明した。
福本修也弁護士によると、教団が問題視したのは8月19日の「スッキリ」(日本テレビ系)での有田氏の発言。有田氏は「やはりあのもう霊感商法をやってきた反社会的集団だっていうのは警察庁ももう認めているわけですから」と発言していたが、教団は「事実ではない」と主張した。
福本氏は「反社会的勢力については定義するのは困難だと政府が述べている。直近では木原誠二官房副長官も同じことを言っていた」と政府見解を引用してみせた。
紀藤氏については、9月9日にTBSラジオで放送された「生島ヒロシのおはよう一直線」内の発言が名誉棄損に当たるとした。紀藤氏は旧統一教会と暴力団の関係に言及。福本氏は「反証には自信を持っている」と発言内容は事実ではないと強調した。
旧統一教会が報道機関やコメンテーターを訴えるのは今回で2回目。福本氏は「訴訟として確実に勝てるだろうという見込みがあるものにしぼり込んだ。第3弾、第4弾も検討中だ」と話している。
教団に厳しい意見を指摘する識者では有田氏、紀藤氏が訴訟対象になったが、「やや日刊カルト新聞」主筆の鈴木エイト氏は現在のところ対象となっていない。
旧統一教会関係者は「鈴木氏の発言はなかなかうまい。名誉棄損のハードルというのは高く、素人目ではひどいなと思っても、弁護士からすると『これは意見だ』となる。そういうこともあり、鈴木氏については優先順位が後になっている」と説明した。
教団内部ではテレビ番組のチェックに忙しいというが、いつまで続くのか。











