新日本プロレスは、団体創設者・アントニオ猪木さん(享年79)の追悼10カウントゴングセレモニーを10日の東京・両国国技館大会で行う。

 猪木さんは生前の9月1日に同団体の終身名誉会長に就任。本来であれば両国大会で就任を発表する予定だった。同職就任に向け、今春ごろから関係者間で話し合いが行われていたという。

 本紙の取材に応じた新日本の大張高己社長は「間接的に聞いたお話ですけど、(就任を)正式にお伝えしたのは8月末だったんです。それを聞いた猪木さんは驚いて、瞳にうっすら涙を浮かべておられたと。我々としては今思えばですけど、新日本プロレスがお迎えする気持ちを伝えられたことだけはよかったなと思っています」と時折言葉を詰まらせながら明かした。

 猪木さんが死去したことで「幻の称号のようになってしまい、呼び名がなくなってしまうのは寂しいですよね」と、今後は別の形で故人の功績をたたえたい意向もある。

 大張社長は「まだ葬儀も終わっていない中なので、今後のことは詳しく言えませんが」と前置きした上で、後日行われる予定の「お別れの会」にも団体としての協力を約束。また「世界的なスターですから。アントニオ猪木さんにふさわしい送り出し方として、追悼興行という形はあり得ると思います。それに見合う場所があればと思っています」と語った。