歌手のASKA(64)が今年1~4月、東京、大阪、名古屋、福岡などを回る全国ツアー「ASKA premium concert tour―higher ground―アンコール公演」(13公演)を開催した。全国ツアーは2年ぶり。そのフィナーレとなる4月の東京公演を収録したブルーレイ&CDを10月5日にリリースする。

 全国ツアーはやはり新型コロナウイルスとの戦いだった。ブルーレイ&CDには「バンドメンバー一丸、スタッフ総勢50人で、〝誰一人コロナにかかるな〟〝一人でも感染したらツアーは止まるぞ〟――と、そのくらいの気概でツアーを完遂した思いがこもっています」と強調した。

 ツアーでは歌はもちろん、軽妙なトークでも観客を楽しませている。そこでなんと自らのことを「金星人」と言い出したのだ。

 その詳細はこうだ。まずツアーでコーラスを担当したミュージシャンの一木弘行について「不思議な〝力〟を持っているんです。カレは」とイジる。一木が苦笑いしていると、「俺とお前は〝星〟が違う。(観客に)告白しようよ。俺は地球人じゃないよ。キミどこ(の〝星〟)?」とたたみかけた。一木が「火星人」と言うと、「俺は金星」と胸を張り、観客を笑わせた。

 これをASKAにツッコむと「金星人と言っていましたね」と認めた。ツアーのMCトークは「毎回そういう感じ。しゃべることは何も考えていないです」と言うが、いつ衝撃発言が飛び出すか分からないから目を離せない。

 トークといえば、ASKAは今月11日放送のフジテレビ系「FNSラフ&ミュージック2022~歌と笑いの祭典~」に出演し、ダウンタウンの松本人志、タレントの中居正広らとおもしろトークを展開した。

 音楽番組への出演は、20年9月のテレビ東京系音楽番組以来、2年ぶり。「CHAGE and ASKA」のヒット曲「太陽と埃の中で」(91年)を熱唱し、圧巻の歌声で視聴者をうならせた。

 ますますのテレビ出演が期待されるが、本人はあまり乗り気ではなさそう。音楽番組では、歌手が1曲を丸々歌うフルサイズと音楽番組用に曲の尺を短縮したテレビサイズがあり、フルで歌えるケースは少ない。

「テレビサイズが苦手。テレビサイズでは曲をしっかり伝えられないんです。自分の〝勢い〟が落ちてしまう。それは自分の音楽活動としては…」

「ラフ&――」での「太陽と埃の中で」はフルサイズだった。「なるべく自分を表現できるフルサイズに近い、またはフルサイズで歌わせてもらっています」と笑った。

 チャゲアス再始動についてはかねて否定していない。今後の活動に注目が集まる。