お笑いコンビ「TKO」木本武宏(51)による巨額の投資トラブルについて〝カリスマトレーダー〟のテスタ氏がぶった斬った! 騒動発覚後2週間が経過したが、会見は開かれず、いまだ全容が判然としない。そんな中、300万円を元手に2005年から株式投資を始めて生涯利益60億円を超えた投資界のレジェンドは「浅い知識でやり取りが行われた」と指摘。さらに仕事が一つ飛ぶなど、自身にも影響があったことを明かした。
木本は「NEWSポストセブン」のインタビューで芸人仲間数人に声をかけ、20代の自称FXトレーダーA氏と不動産投資のB氏に総額6億円強のお金を預けたと説明。一部は返金されたものの、いまだに3億円以上が使途不明になっているという。A氏とB氏はともに金融商品取引法で義務付けられている登録をしていない無登録業者だった。
木本はA氏を天才トレーダーと思い込み、A氏の「会社を作りたい」との申し出に対して1000万円を出資。さらに投資仲間に声をかけ、総額1億円を預けたところA氏は失跡してしまった。なんとかA氏を見つけ出すことができたものの、お金は消失。運用実績はなく、木本に見せていたトレード画面はデモ画面だったという。
一連の報道に対してテスタ氏は「当初は額が額だったので、ポンジ・スキームだと。どれだけ巧妙な手口でだまされたのかと思ったら、デモ画面とかスキームと言えないぐらいのレベルだった」と驚いた様子。続けて「(A氏について)初期投資1000万円を用意してもらってる段階で、手慣れてないなと。天才トレーダーなのに木本さんが用立てないといけないというのは、大きな矛盾のように感じますけどね」と指摘する。
そんな稚拙なスキームにも関わらず、なぜ6億円ものお金が集まったのか。
「浅い知識でやり取りが行われたんだと思います。それなのに、何億というお金が動いた稀(まれ)なケース」とぶった斬った。
投資通と思われていた木本だが、金融の基礎知識がなかったのかもしれない。「人にお金を預けない。それを徹底していれば今回みたいなことにならなかった。専門家から見たら、個人に預けるのは法的にもあり得ないと思うので。知識ゼロで育ってきた人たちにとっては、そこの境界線が分からないんだと思います。教育を怠ってきたツケみたいなものは背景として感じます」と話した。
今年4月から高校での金融の授業が開始され、テスタ氏も学生たちに向けて金融授業を行っている。「投資は日本経済にとって大事なもの。政府も貯蓄から投資へと言って、ぼくも推進している立場」というテスタ氏。その一環で「番組撮影をするはずだったんですけど(関係者が)『あのニュースが出て、ちょっと今じゃないみたいな感じになっちゃいまして』みたいな感じで撮影が飛んで」と思わぬ影響を受けたという。
テスタ氏は今回の一件で投資に対するマイナスイメージを危惧する。
「投資詐欺とかのせいで怖い業界とか、怪しい人ってイメージがまだまだある。そういうのも含めてなるべく投資のイメージも変えていきたい」
今回のトラブルについても教訓にしてほしいと訴える。「僕にも『お金を預けるから運用してよ』みたいな話はたくさん来ます。投資を指南するには、資格がいるということすら知らない人がほとんどだったりする。だからだまされちゃったりする。大前提として話がおかしいということに気付かないと、これからもそういう被害者は後を絶たない。今回を教訓として、そういうことが周知されればいいなと思います」と話した。












