UMA史上に残る汚点だ。新生IWAジャパンでハル・ミヤコ女史が率いるUMA軍団のお荷物、河童小僧が放出先のタイ・バンコクで2日に奪ったベルトをわずか4週間で奪い返され、河童の命でもある頭の皿を割られる致命的な大醜態をさらした。
河童小僧は日本から泳いでタイまで渡ってきた河童小僧ジュニアを帯同して、30日にバンコクの独立団体「セットアップ・タイランド・プロレスリング」バンコク大会に同団体の王者として出場。2日に王座を奪ったTik Tokで約45万人のフォロワーを持つ前王者王者SAY Sci、さらには「ソーチャート先輩」なる謎のレスラーとの3WAYマッチに臨んだ。
ところが雪辱に燃える前王者が徹底した頭の皿狙いに出ると、何故かタイの小学校の理科の教科書を持ち出し、皿を叩き割ってしまった。もちろん学歴のない河童は尻子玉を抜かれたも同然となってそのまま失神。すかさずソーチャート先輩が丸め込んで3カウントを奪った。河童小僧にとっては金的攻撃以上に痛い攻めでベルトを失った。
ジュニアに背負われて河童は意識不明のままでバンコクの森の奥深くへ…。哀れに思ったタイのファンがくれたタイガーバームを、ジュニアが割れた皿に塗ったが焼け石に水だった。
ジュニアから公衆電話のコレクトコールで敗戦の報を聞いたハル女史は「キーッ! 河童が皿を割られるなんて、ウルトラセブンがアイススラッガーを奪われてスキンヘッドになる以上の大醜態じゃない。しかもベルトを奪われるなんて…。覆水盆に返らず、割れた皿はもう元には戻らない。河童は完全永久追放です。バンコクの森の中で7メートルのワニに食われてしまいなさ~い!」と非情な通告を出した。
怒りが収まらないハル女史は「このままバンコクのファンにナメられたままでは、UMA軍団の名がすたるわ。河童小僧はそのままバンコクの土に還ってもらうとしても、すぐにミーが直接、新たな怪物を連れて行かないとUMA軍団の名がすたるわ!」とリベンジに燃えつつ、パスポートを振り回していた。
その頃、河童小僧は森の奥の湿地地帯に息も絶え絶えに身を横たえ、涙目のジュニアがけなげにうちわであおいで涼風を送っていた。もう二度と会えないかもしれない。












