◇峰竜太(36)佐賀支部95期
ボートレース住之江のSG「第36回グランプリ」が14日に開幕。優勝賞金1億円、賞金王の座をかけて激しい戦いを繰り広げる。この最高峰の決戦に欠かせない存在となっているのは峰竜太だ。グランプリは5年連続8回目の出場で2018年の33回大会、昨年の35回大会の2Vという実績を誇る。カウントダウンコラム第2回では、強くあり続けようとする最強レーサーの「生きざま」に迫った。
獲得賞金1億4163万円。2位の平本真之に約2500万円の差をつけ、堂々の賞金ランク1位でのグランプリ出場だ。
今年は5月の若松SGオールスターで優勝。GⅠでも2月の大村・九州地区選、10月のびわこ69周年記念の2V。優出もSGではオールスターの他に6月・児島グラチャン、7月・芦屋オーシャンカップ、10月・平和島ダービーの計4回。GⅠで7回とトップレベルの戦いで安定した成績を残している。
その中でも峰自身が「大きい」と指摘するのはオールスターVだ。
「ずっとファンがあっての自分だと思っていました。だから、その重さは一番、分かっている。やっと夢がかなったという感じです。選手生活としてひと区切りがついた、と思っています。昔はレースをしていて楽しいと思っていたけど、最近は責任がつきまとうし、背負っているものが大きくなっている。ただ、ファンの応援が何度も自分を救ってくれた。ファン後押しがなければ、今の自分はなかったと思う」。
毎年、ファン投票1位という大きな期待に何とか応えようとしてきただけに、「優勝」という結果で恩返しできたことに、安堵感とともにトップレーサーとして進化したことを実感した。
3年前の2018年にグランプリ初制覇。初めてボートレース界の頂点に立った。この時、峰は力強く言い切った。
「ここが最終目標ではない。ファン、選手の全員に〝峰が一番強い〟と言ってもらえるような最強のレーサーになりたいんです」。
賞金王の座を手に入れても貪欲に「強くなること」を追求してきた。
その思いは現在でも不動だ。「走っている以上は常に1着を狙っているし、出場したシリーズは全部、優勝を取りにいっている。タイトルも狙うし、辞めるまではその気持ちを持ち続けていきたい。相手も警戒してくるので継続するのは難しい。でも、僕の意識も強くなる。負けないように意識して走りたい」。厳しくなるライバルの包囲網を打ち破ってこそ、さらに強くなれる。これが〝峰竜太の流儀〟だ。
「グランプリは抽選に左右されるので、運も実力だと思う。ただ、運だけで勝てた人は過去にいない。出場選手はすごい人ばかり。だから実力と運の両方を兼ね備えた人がグランプリを手にすることができる。連覇できるかは分からない。でも、走るからには優勝を狙う」。最強レーサーの地位をさらに確かなものにするためにも、持っているもの全てを注いで走り続ける。












