新たな一歩を踏み出すSTARTO ENTERTAINMENT(以下、スタート社)の命運を握るのは〝長男〟か――。福田淳代表取締役CEOが6月末の任期満了をもって退任する方向で最終調整していることが判明。後任者は所属タレントとの信頼関係構築を含め、難しいかじ取りを迫られるが、キーになる人物は俳優の木村拓哉(52)だ。

 福田氏の後任には、元フジテレビ専務で元テレビ西日本社長の鈴木克明氏の名前が取りざたされている。

 福田氏は2023年に同社設立時に取締役CEOに就任し、旧ジャニーズ事務所創業者の問題に揺れたタレントを移行。在任中には、所属タレントのSNS発信などネット進出を推進したり、チケット転売防止やタレントへの誹謗中傷対策にも尽力した。

 トップとしての手腕を評価する声がある一方、2月にジュニアが大再編したり、KAT‐TUNが最後のライブもなく3月いっぱいで解散したことに、ファンからいまだに厳しい声を寄せられているのも事実だ。

 福田氏の後任者は所属タレントとの信頼関係構築を含め、難しいかじ取りを迫られるが、社内でキーになる人物と見られているのが木村だ。

「福田さんは自身の就任が決まった際、真っ先に木村さんに会い、今後のビジョンについて熱い議論を重ねた。所属タレントたちは当時、福田さんを〝えたいのしれない人物〟と警戒していた面もあったが、木村さんは事務所の後輩たちとのグループLINEで、福田さんの考えなどを伝え、橋渡し役になっていた。新社長もまずは木村さんとどう信頼関係を築くかが重要になってくるでしょう」(テレビ局関係者)

 旧ジャニーズ事務所時代に〝長男〟だった近藤真彦(60)は21年4月に事務所を退所。その後、〝二代目長男〟東山紀之(58)は、一連の問題で被害者への補償業務に専念するために、23年末に芸能界を引退した。木村は〝三代目長男〟の立ち位置になっているのだ。

 木村自身、タレントとしていまだ第一線で活躍している。

 昨年12月公開の主演映画「グランメゾン・パリ」は興行収入40億超えの大ヒットとなれば、11月公開の映画界の巨匠・山田洋次監督最新作「TOKYOタクシー」出演も決定。来年公開の主演映画「教場」も控えており、年齢を重ねてさらに存在感を増している。

 もちろん、後輩たちへの目配りも忘れない。

 4月には東京・国立競技場で開催されたSnow Manのデビュー5周年記念ライブに、サプライズゲストとして出演すれば、自身の公式ユーチューブチャンネルで後輩たちとのコラボも積極的だ。

 同関係者は「木村さんにあこがれて事務所に入った後輩たちも多い。退社するタレントも増えつつある中で、木村さんがいることは後輩たちにとっても頼もしいでしょう。それだけに新社長が、契約するタレントらの信任を得られるかどうかは木村さん次第とも言えるのです」と話している。