東京五輪トランポリン女子金の朱雪瑩(中国)が、金メダルの表面が剥げる様子を投稿した動画が、中国で物議をかもしている。

 23日夜、朱は中国版ツイッターに画像と動画を投稿した。金メダルの一部が小さくシミのように変色。表面が剥げており、指先でこするとその部分がさらに広がる様子をアップした。「あなたのメダルも、表面が取れますか?」と記している。

 すぐに拡散すると朱は「正確に言うと、気が付いたら一部分が欠けているのが分かったのです。汚れていると思ったのでこすったら変化がなかったので、指をかけた。わざとではありません」と説明した。

 この現象はウェイボーのホットワードでも上位に入るなど注目。ネット上では「品質が悪い」「日本はメダルを変えてくれるのか」「チョコレートでできているんじゃないの」と波紋。また中国「毎日経済新聞」は、ロシア選手が2008年北京五輪で獲得した金メダルが、火事のなかでも無傷で出てきたエピソードを記し「剥げる東京五輪のメダルより、北京五輪のメダルの方が強いようだ」と報じている。