FC東京の日本代表FW永井謙佑(31)が16日、ウェブ上で取材に応じ“三十路ブレーク”の秘密を明かした。

 右肩脱臼により7か月ぶりの実戦復帰となった12日の横浜M戦を振り返り「コンディション的に100%じゃなかった。チームがうまく潤滑するようなイメージでプレーした。自分が背後に行くことで相手がつられる。それで味方が受けられればいいと思ってプレーした」と語った永井。

 昨季は2トップの一角として9得点をマーク。チームをクラブ史上最高の2位に引き上げた。4年ぶりに招集された日本代表でも代表初ゴールを含む3得点を挙げるなどキャリアハイとも言えるシーズンを過ごした。

 30代を迎えての“ブレーク”に「リラックスができたり、余裕ができたというのがある」と自己分析。その理由として「練習のほうが激しいので。チームのトレーニングの寄せだったり、球際の激しさのほうがはるかに強度がある。そういう中でやっているので、試合中のほうが見えたりリラックスしてプレーできている」と、2018年に就任した長谷川健太監督(54)の指導が好影響をもたらしていると説明した。

 再開されたJ1で今年も大暴れが期待できそうだ。