【下関ボート】寺田祥2度目のSG制覇 圧倒的パワーで2年前の悪夢を払拭

2020年08月30日 23時20分

ボート上でガッツポーズする寺田祥

 ボートレース下関のSG「第66回メモリアル」は30日、熱戦を繰り広げた6日間のフィナーレを迎え、第12Rの優勝戦は1号艇の寺田祥(山口=41)がイン逃げで圧勝! 2017年8月の若松SG「メモリアル」以来となる2回目のSG制覇となった。2着は菊地孝平、3着は新田雄史の本命決着。なお節間の総売り上げは約180億円と目標の150億円を大きく上回る盛況ぶりだった。

 2年前の雪辱を果たした。2018年6月、徳山で行われたSG「グランドチャンピオン」は予選トップ通過ながら準優で2着に敗れ、V戦ポールポジションを守れず、優勝も逃した。しかし、同じく予選トップ通過を果たした今回は違った。5日目の準優11Rで圧倒的なパワーを見せ、難なく逃げ切ると「あの時は悔しい思いをした」と優勝戦の前に〝悪夢〟を払拭。最高の形で本番を迎えることができたその瞬間、「ショウタイム」のスイッチが入った。大一番の優勝戦もインからコンマ10のトップタイのスタートを決めると、1Mは力強く先マイで他艇を蹴散らした。「しっかりと結果を出すことができた」と笑顔がはじけた。

 今節は直前のお盆シリーズで地元の森野正弘がまくりVを飾った70号機が相棒。普通なら、まずはペラ調整から様子見といきたいところだが初日からキャリアボデー、ギアケースを交換する大整備を敢行。「地元をよく走っていたのでエンジンの調整は分かっていた」とあって、優勝戦前には「今はボクのが一番でしょうね」とトップ級に仕上げてみせた。

 準パーフェクトVは自身の初SG制覇となった3年前の若松「メモリアル」と同じ結果。「今年は徳山の記念を勝ってからリズムが良くなくて、今回地元でしっかり走ることができて良かった。これから年末に向けて頑張っていきたい」。地元SGにかける強い思いが集中力を研ぎ澄まし、最後まで途切れることはなかった。賞金ランクも盟友・白井英治を抜いて4位に浮上。今年の山口支部のエースは名実ともに寺田のものだ。