れいわ新選組の山本太郎代表(47)が11日、兵庫県神戸市の神戸三宮駅前で街頭演説を行った。

 山本氏は今夏の参院選に選挙区での出馬を表明しているが、どこから出馬するのかは明らかにしていない。

 神奈川など改選数が複数の選挙区からの出馬が予測されており、出身地の兵庫(改選数3)も候補の一つ。「5月中旬には発表する」と説明していたこともあって、10社を超えるメディアが駆け付けたが、兵庫からの出馬を聞かれると「出たいわぁ。宝塚出身ですし、特別な思いはある」と答えたものの、「ギリギリまで見極めたい。可能性は50%」とけむに巻いた。

 この日は、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜平さんが急死したことが分かった。上島さんは兵庫県出身で俳優を目指して上京しており、山本氏とは〝同郷〟〝役者〟といった共通点もある。

 番組でガッツリ共演したことはなかったというが、一度、飲み屋で鉢合わせた時の印象が忘れられないという。

「僕がまだ芸能やってた時ですけど、お互いに友達と飲んでいた時にバッタリ。ごあいさつに行って一緒に飲ませてもらった。上島さんは先に帰られたんですけど、お会計の時に僕らの分も払ってくださってた。『若手には先輩がおごるもんや』っていう感覚やったんでしょうね。一瞬会っただけの僕らみたいな若手にさえ優しかった」と懐かしそうに振り返った。

 上島さんについて「昭和の雰囲気を持った芸人さんがまた1人、逝かれたのは寂しい。全力の芸で、体を張るというのが印象深い。僕も政界で頑張らないとね」と、政界で〝体を張る〟決意を示した。