米中の関係悪化を背景に、若者に人気の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が日本から消える可能性が浮上し、きゃりーぱみゅぱみゅ(27)など、同アプリを愛用している芸能人にも大きく影響しそうだ。

 同アプリの個人情報保護方針では、アプリユーザーの名前、スマホの位置情報などを収集。この情報が中国政府に漏洩する危険性があると指摘されている。

 これを受け、6月にはインドで使用が禁止に。これに追随するようにしてオーストラリアも使用禁止を検討している。7月31日には米国のドナルド・トランプ大統領が、同アプリを米国内で禁止する考えを表明した。

 また日本では7月28日、自民党「ルール形成戦略議員連盟」会長の甘利明元経済再生担当相が「想定しない形で個人情報や機微情報が漏れないよう、シミュレーションが必要だ」と発言。中国発アプリの利用制限を政府に提言する考えを表明した。

 同アプリは様々なポーズをはじめ、流行の発信源ともなっている。知名度を上げるにはうってつけのアプリだった。

 このアプリを愛用している芸能人も多く、きゃりーも愛用者として知られ、今やテレビ番組に引っ張りだこのモデル・山之内すず(18)は、投稿したダンス動画が美少女だと話題になりブレークした。シンガー・ソングライター・瑛人(23)が昨年4月リリースした楽曲「香水」も、動画のBGMに使用されたことがきっかけで注目を集めた。

 ユーザーのある大学生は「自粛期間中にすることがなく、動画を友達と投稿したらかなりバズった。もっと利用していきたいので、自己表現の場が奪われるのはきつい」と語った。ティックトックで人気になるとティックトッカーといわれ、若者の夢でもあるが、そのチャンスも奪われることになりそうだ。