国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)の人気はとどまるところを知らない。7日に都内で映画イベントに出演したところ“熱烈追っかけファン”まで出現した。

 三浦氏はドラァグクイーン(男性が女装して行うパフォーマンスの一種)で美術家・ヴィヴィアン佐藤氏とともに映画「タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~」の公開記念トークイベントに出演した。同作は障害者や、トランスジェンダーなど「マイノリティー」と呼ばれる人々の性にフォーカスした衝撃作。2018年のベルリン国際映画祭で最高賞にあたる金熊賞を受賞した。

 三浦氏は「異性との接触、人と人がぶつかり合うときの距離感を、最近は政治的に正しいことを言わなければダメになった分、かえって距離を取り始めていることを監督が批評されているのかな」と感想を述べた。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、観客はマスク着用、最前列を空けるなど、予防対策を取った上でイベントは開催された。

 東京都では再び、コロナの感染者数が増加中。三浦氏は「コロナって人間性を出してしまう。社会が、過去と同じ差別や過ちを繰り返すんだなとよく分かった」「これだけ科学が発達しても、政治家が感覚値というか、肉体的な感覚としての判断を下す。国が長い間持っている風土が出る」と分析した。

 テレビを中心に大活躍の三浦氏を一目見ようと、この日は多くのファンが駆け付けた。中には出待ちしてサインを求める人の姿も。今までの女性国際政治学者で、これほど人気があった人はいないだろう。

「テレビでビシッと話す姿には多くのファンがついており、かなりの数字(視聴率)を持っている。また国際政治以外の芸能ニュースなどにも的確なコメントをしてくれるので、テレビ局としては本当にありがたい存在です」とテレビ局関係者。

 当面の間、人気は続きそうだ。