悪性リンパ腫で闘病中のフリーアナウンサー・笠井信輔氏(57)が8日、ブログを更新し、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中のテレビ朝日・富川悠太アナウンサー(43)の今後を心配している。

 笠井氏は「先日スポーツ紙に『富川アナが早期に復帰しないかもしれない』と言う記事が出ました。心配になりました。退院から2週間以上が経ち、今週あたり番組に復帰してくるかな?そう思ってました」とし、「徳永さんが先に復帰してからは、『富川さんの情報が何か出てくるかもしれない』と番組を録画してチェックするようになりました。しかし、謝罪コメントを文書で発表した1度きりです」といまだに番組復帰がないことを疑問視する。

 また「ここで改めて確認したいんですが、多くの記事を読んでいると、富川さんがコロナウィルスに感染しているにもかかわらず勝手に出社したような内容になっています。しかし、富川さんは前日にチーフプロデューサーにLINEで体調の悪化を連絡しているんです。確かに落ち度がないとは言えませんが、少々批判されすぎかなと。ネット上でのその批判に、富川さんが傷ついて復帰できないとしたら、こんなにかわいそうな事はありません」と富川アナの胸中を思いやった。

 また「しかし、一方で『とにかく早く復帰したい』そんなふうに思っている富川さんの姿も容易に想像がつくのです。余計なお世話だと思われるかもしれませんが私も局アナを、報道番組のメインキャスターもやっていたので、その辺のマインドはよくわかります。自らの仕事のミスは、仕事で取り返すしかないんです」と笠井氏は自身の経験に触れた。

 最後に「1日も早く富川さんが番組に復活することを願っているのは私だけではないと思います。そして、世の中のためにコロナウィルスにかかってしまった経験談を、ぜひ語ってほしいなと思います」と語り、「富川さんが番組への復活を拒否していないのなら、スタッフのみなさんも後押しをしてあげてほしいなと…同業者として、そして一視聴者として、そんなふうに感じています」と結んでいる。