聖火リレー辞退の川澄奈穂美「ランタンを車で運ぶっていうのは正直すごく寂しい」

2020年03月24日 09時12分

川澄奈穂美

 2011年のサッカー女子ワールドカップ・ドイツ大会の優勝メンバー・FW川澄奈穂美(34=スカイ・ブルーFC)が24日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、聖火リレー辞退の真意を語った。

 米国アトランタ在住の川澄は23日に自身のツイッターで「米国在住の為移動時にリスクが高いこと、自分が感染しない・感染源にならないこと、チームやファンの方々に迷惑をかけないことなどを考慮し決断しました」と26日からスタートする聖火ランナー・第1走者辞退を表明した。

 番組は川澄とスカイプで取材。「私はアメリカのリーグ、チームに所属しているわけで、やはりチームメートだったりスタッフに迷惑をかける。ファンの皆さんにご心配をおかけしたり、迷惑をかけることはできないなとというふうに思いました。感染源にならないっていうことも踏まえてこの決断をしました」と改めて説明。苦渋の決断について「走りたいっていう気持ちは、なでしこのメンバーもそうですし、一般のランナーの方も同じ思いだと思います。人々の命を落としかねない状況にしてはいけないと思いますので」と続けた。延期を含め五輪の開催が揺れる中での聖火リレーについて「本当に難しいことなんですけど、一回、本当に大事なものは何かっていうのを考えて、いろんなことを決めていっていただきたいと思います。この状況の中では仕方がないと思いますし、正直、聖火リレーをしているときではないのかなっていうふうに思いますね」と話した。

 川澄の辞退表明後、大会組織委員会はトーチを使ったリレーを行わずに聖火を灯したランタンを車で巡回する案が浮上した。川澄は個人的な意見と前置きし「この問題が解決し、みんなの気持ちが晴れて、本当に心の底から聖火リレーを楽しめる、オリンピックをという状態になれば、応援してくださる世界中の方々、みんなで力を合わせてつくり上げるものだと思っているので、ランタンを車で運ぶっていうのは正直すごく寂しいなという気持ちのほうが大きいですね」とコメントした。