10年ぶり漫才アンタッチャブル復活への約束 格差できた2人が話し合って

2019年12月07日 11時00分

「アンタッチャブル」の山崎弘也(左)と柴田英嗣

 お笑いコンビ「アンタッチャブル」(山崎弘也=43、柴田英嗣=44)が先月29日放送のバラエティー番組「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)で10年ぶりに“コンビ復活”し、漫才を披露したことが反響を呼んでいる。柴田の不倫騒動がきっかけでコンビとしてしばらく活動していなかった2人だが、復活になぜ10年もかかったのか? 舞台裏を探ると、2人の間でのある「約束」が判明した――。

 アンタッチャブルの復活に芸人たちが沸いている。「ナイツ」塙宣之が「みんな、なぎ倒されるぞ」と恐れおののくと、「爆笑問題」太田光も「芸人たち、どいつもこいつもうれしそうにしやがって! バカかよ!」と、その騒ぎをうれしそうに皮肉った。

 芸人たちがここまで騒ぐのは、「もう復活はない」と思われていたからだ。そもそも女性トラブルがもとで、2010年2月から11年1月まで柴田が謹慎させられたのが“分裂”のきっかけ。山崎には何の非もなかった。その後、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で一度だけ歴代優勝者が審査員を務めたことがあった。

「2015年の大会だったが、04年王者のアンタッチャブルだけが参加しなかった。すでに柴田は復帰していたから、オファーは当然あったが断った。これもあって業界内では『もう復活はない』とみられていた」(テレビ局関係者)

 だが柴田は、4日放送のラジオ番組「なな→きゅう」(文化放送)で「これをみんな信じないんだけど、俺、山崎と会っていたからね。誰も信じないんだけど」と明かした。「2か月にいっぺん会っていた」というのだが、それならなぜ復活に10年もの歳月がかかってしまったのか?

 芸能関係者は「バラエティータレントとして大きく成長したザキヤマに、芸人として柴田がようやく追いついたということ」と指摘する。

「柴田が1年間、不倫騒動で芸能活動を自粛している間に、山崎はザキヤマとして大ブレーク。差がついてしまったのを機に『しばらくは充電期間にしよう。いい機会が来たらコンビとしてまた、漫才をやろう』という話し合いがあった」(同)

 実際、当時の山崎はザキヤマとして、ピンでのオファーでスケジュールがいっぱい。柴田は出直したばかりで、勢いは完全に違っていた。

「そんな格差ができた2人がコンビを復活しても逆効果。逆に共倒れになってしまったはず」とはテレビ局関係者だ。

 ただその後、柴田はピンの仕事を地道にこなしていった。

 ザキヤマほど派手な活躍はなかったものの、志村けんや明石家さんまらの大物と共演し、徐々に業界全体の信頼を回復していった。

 また、柴田にとって追い風となったのが、元妻Aさんの“ダブル不倫騒動”。Aさんが音楽ユニット「ファンキーモンキーベイビーズ」のファンキー加藤とダブル不倫していることが発覚した時の柴田の“神対応”が、流れを変えた。

「一切、恨み言を言わずに、きれいに清算したことによって、世間も柴田に対して好意的な目で見るようになった。芸人として大事な好感度も急回復したんです」(前出テレビ局関係者)

 あとはタイミングだけという状況の中、先輩で「全力!脱力タイムズ」のメインキャスターを務める「くりぃむしちゅー」有田哲平がお膳立てして同番組で復活となったわけだ。2人は8日放送の「THE MANZAI」(フジテレビ系)でも、漫才を披露することが決まっている。

 以前より進化したアンタッチャブルの漫才が見られそうだ。