前都議・塩村文夏氏が桜田前五輪相に苦言 自身の卵子凍結も明かす

2019年05月31日 09時27分

塩村氏

 夏の参院選で立憲民主党からの出馬を予定している前東京都議会議員の塩村文夏氏(40)が30日、ツイッターを更新した。

 自民党の桜田義孝前五輪相(69)が29日、千葉市内で開かれたパーティーで、少子化問題に関連し「(女性は)子供を最低3人くらい産むように」などと述べ、問題となっている。

 都議時代に「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか?」などのヤジを飛ばされて話題になった塩村氏は、桜田氏の騒動に言及。

「日本の最大の政治課題は少子化と高齢化。誰もが多様な生き方を選択できる社会を私は創りたい。特に晩婚晩産化の傾向が目立つ日本で、この問題をかつて都議会で取り上げたところ、質問者の私にセクハラの野次が飛びました。桜田前大臣の発言も似たような発想ではないかと思われます」と苦言を呈した。

 一方、自身について「子どもを持つ持たないは個人の自由であり、理由は様々です。個人の意思、経済的理由、不妊など。私自身も検査の結果、卵管と子宮の癒着により不妊傾向が強いことから、卵子凍結を選択し、望みを繋いでいます」と告白。妊娠しにくい身体のため、加齢によって老化しやすい卵子を凍結し、将来の体外授精、妊娠に備えていることを打ち明けた。

 女性の社会進出、経済の低迷、独身男女の高齢化、夫婦共働きなどの理由により、晩婚化が進んで不妊治療を受けるカップルは増えている。不妊治療を扱うある都内の著名な病院では、不妊治療を開始する妻の平均年齢が37歳というデータもある。自然出産をぎりぎりまで望んでも子宝に恵まれず、肉体的にも、精神的にも、金銭的にも、さまざまな困難が付きまとう不妊治療に勇気を持って進むケースがほとんどだ。

 桜田氏の発言は、こうした人たちの悩みを見下す、あまりにも軽はずみなものだった。

 塩村氏は「治療をされているカップルが、治療と仕事を両立できるような制度設計も必要だと強く思います。子どもを3人と言う前に、いま、求められる制度、法整備を行うために私は国政に挑戦します」と桜田氏をけん制し、参院選に強い決意をにじませた。