元NGT48・山口真帆への暴行裁判が和解決着「被告側が上手だった」との分析も

2020年04月09日 17時00分

取材に対応する遠藤弁護士

「NGT48」の元メンバー・山口真帆(24)に暴行したとして、暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性ファン2人に対して、運営会社だったAKS(現・ヴァーナロッサム)が3000万円の損害賠償を求めた訴訟が8日、新潟地裁で和解した。

 裁判終了後、AKS側の代理人である遠藤和宏弁護士が取材に対応。和解条項として「被告らが原告に対して一定程度の金銭を支払うこと。被告らが山口さんとのやりとりに関して一定程度の事実を認め、原告に対して謝罪文を提出して陳謝をしたこと。被告らが原告およびNGT48を含むAKB48グループの名誉やイメージを毀損することを行わない。接触やイベント等に参加しないということ」と説明した。

 遠藤弁護士は裁判当初から「真実の究明が目的」と言及。謝罪文では、被告から暴行した山口に対しての謝罪、他のメンバーの関与を疑わせるような事実に反する発言をしたことへの謝罪などがあったという。

 2018年12月に起きた事件の直後に山口から問い詰められた被告らは「メンバーに相談し、メンバーに提案されてやったこと」などと話したため、山口は他のメンバーの関与を疑うことに。これらの発言を虚偽と認めたことで、遠藤弁護士は「メンバーの潔白を証明でき、一定程度の成果はあった」とした。

 ただ、ネット上のファンの声は厳しく「真相究明には至っていない」との見方が大勢。遠藤弁護士も「もう少し世間の皆さまをご納得させられる形になればよかったなとは思います」と無念さもにじませた。

 芸能プロ関係者は「AKS側は、被告らが真相が明らかになる決定的証拠を持っていると想定し、提出させることを目指した。しかし、結果的に決定的な物は出なかった上に、昨年12月には被告が事件に関する動画を配信し、山口に対して『成長させてくれた感じかな』などと感謝する余裕まで見せられた。和解したとはいえ、被告側が上手だったともいえる」と分析した。