「広島弁使って口調マネた」本物ヤクザもほれた映画のセリフ

2014年12月02日 16時00分

「仁義なき戦い」40周年記念イベントのチラシ

 亡くなった菅原文太さんといえば「仁義なき戦い」シリーズに代表されるように、暴力団をテーマにした映画にも多数出演した。かつて文太さんから影響を受けた暴力団関係者も多く、その死を悼んでいるという。暴力団関係者が語る。


「『仁義なき戦い』が上映されていたころ、ヤクザだった人間は影響を受けているだろう。映画、そして菅原さんのファンは多かった。特に当時、若かった連中にファンが多かったな」


 先日亡くなった高倉健さんが1960年代の“任侠映画”の顔だったのに対し、文太さんは1970年代の「仁義なき」シリーズに代表される“現代ヤクザ映画”の顔だった。抗争を取り上げるなどリアルな描写に、当時の若いヤクザは一気に文太さんのファンになったという。


「当時はなにか事あるごとに、菅原さんや『仁義なき戦い』のセリフをマネしたり、ちょっと変えて使ったりしていたな。広島出身じゃないのに、みんな広島弁を使って。例えばオヤジをもり立てる時に『みんなでみこしを担ぐんじゃ』とか、菅原さんの口調をマネして言ったりしていた」と前出関係者。


 数々のヤクザ映画に出演した文太さんだが、ヤクザ付き合いはまったくといっていいほどなかったという。「芸能界と暴力団の距離が近かった昔ならば何かしらはあったかもしれないが、基本的に菅原さんはずっとそういう付き合いはしなかった。するつもりもなかったんじゃないか」と別の暴力団関係者。文太さんの死の影響は計り知れない。